【読書レビュー】不幸になる生き方ー勝間和代 著

不幸になる生き方 読書レビュー

こんにちは、あっきー(akky)です。

今日は読書レビューにします。

年間で100冊の読書をするという目標を持っているので、週2冊ペースで読んでる感じ。

それなりに読書好きなので、レビューも交えていこうと思います。

 

今回は『不幸になる生き方ー勝間和代著』です。

幸福になる生き方の逆説的な感じですが、反面教師での学びになりますね。

結論を言うと、幸福になる生き方が学べます。

そのまんまですねw

 

それではいってみましょう。

 

幸福になる近道

不幸になる生き方

幸福になる近道とは、不幸になる生き方を知ること。

技術で幸福になることができると説いています。

不幸になる生き方のパターンがわかれば、それを避けることによって幸福になれます。

まさに幸福になる技術指南書!

 

不幸になる生き方のパターンを知り、それを徹底的に避けることが幸福への近道。

つまり幸福を呼ぶ習慣を身につけることが必要というわけです。

その具体例を教えてくれます。

 

まずは全体理論を知り、そして個別理論を知る必要があります。

そして不幸な生き方のパターン。

つまり法則を知って、幸福になるために実践を繰り返すことが幸福への近道になります。

 

では、どんな法則なのか?

 

幸福になる7つの法則

幸福になる7つの法則とは。

  1. 有責の法則
  2. 双曲の法則
  3. 分散の法則
  4. 応報の法則
  5. 稼働の法則
  6. 内発の法則
  7. 利他の法則

それでは1つずつ理解を深めていきましょう。

1.有責の法則

簡単に言うと、責任を取ることが大事。

「私のせいじゃない」

「しょうがないじゃん」

「上から言われたから」

などの発言は自責ではなく、他責の人になってしまっている可能性があります。

つまり責任を取ろうとしていないということです。

なんだか身につまされます。

 

結構、「しょうがないじゃん」って言ってる気がしてるので。

こういう発言が出てしまうのは、責任を取ろうとしていない不幸な人の生き方なんだなと理解できました。

気をつけたいですね。

 

有責の法則を身につけるテクニックとしては、

  • 小さい約束を徹底的に守る
  • 迷ったら高いリスクを選ぶ
  • リスクを点検してリターンを考える
  • 顧客接点の仕事、数字で結果の出る仕事に積極的に参加する

こうしたことを自分のレベルに応じて実践して身につけます。

まずは些細な約束でも必ず守るようにしていきたいですね。

2.双曲の法則

双曲割引という考え方。

時間割引率とも言います。

『将来の利益のために、目先の快楽を我慢して、長期の幸福を得る』

という考え方ですね。

 

わかりやすいのは、タバコやお酒。

誰もが悪いものだとわかっていても、一時の快楽のためにやめられない習慣です。

タバコをやめれば、ガンになるリスクが低くなり健康に長生きに頭がスッキリした状態を維持できます。

しかし目の前の快楽を我慢できないと、ガンになるリスクが跳ね上がり、不健康で短命になるリスクが高まります。

お酒も同じですよね。

 

やめようと自分の意志でなんとかしようとしますが、長続きしません。

それは人間は本来、意思が弱いからです。

意志だけではやめられないんですよね。

 

ではどうするか?

悪習慣を続けると将来どうなるか、具体的にイメージすることです。

ガンになって苦しんでる姿や、それによって失うものが多いことをイメージします。

そういうネガティブイメージがとても役立つそうです。

 

中長期で物事を考え、KPIという目標を立てることが必要です。

つまり良い習慣を保つために、仕組み化が必要です。

幸福になるために、悪習慣にならないような環境づくり。

家にタバコやお酒を置かないなど。

タバコやお酒を嗜んでるひとと関わらない。

こういう環境づくりが大事なんですね。

 

さらに運動習慣や睡眠習慣を見直して、長期で幸福になる習慣を身につける。

とにもかくにも、目先の快楽が将来に悪影響を及ぼす具体的なイメージを持って避ける必要があります。

これが双曲の法則になります。

3.分散の法則

結論は余裕を持つということです。

分散は文字通りで、投資や仕事、人間関係もリスクを分散する必要があります。

ワーク・ライフ・バランスに通じますね。

 

やっぱりバランスが大事です。

一つのことに固執すると、それが崩れたとき途方に暮れます。

仕事もリストラや倒産してしまったら、ほかがなくなります。

愛する人も執着しすぎると別れたときに廃人になりかねません。

資産も株に一点集中させて投資して、暴落したら大赤字になりかねません。

 

やはりリスク分散は大事です。

では分散の法則を実践する行動は?

  • 月に5人は仕事以外の人と食事をする
  • 愛する人や家族に手紙を書く
  • 資産の分散投資
  • 時間管理して余裕のあるスケジュール
  • やらないリストを作る

などを実践すると分散の法則を身につけることができます。

4.応報の法則

他人を避難すると、回り回って自分に跳ね返ってくるということです。

「あいつは〇〇ができない」

「だから〇〇さんはダメなんだ」

「あいつはたまたま運がいいだけ」

なんていう発言が出ていると要注意です。

 

他人を避難すると、避難した言動が自分にも当てはまってしまうため、ハードルを上げて自らの首を絞めていることになります。

身動き取れなくなってくるんですね。

避難した時は気持ちがいいかもしれませんが、中長期でみると気づいたら周りに誰もいなくなっていたなんてことにもなります。

避難している人の近くにいたくないですよね?

 

そうではなく、「あの人はなぜそう思うんだろうか?」と言ったような「なぜ?」と考えることが大事です。

そうすることで避難するという言動を回避できます。

 

では逆にどうすれば幸福が自分に回ってくるのか?

  • 三毒追放:妬まない、怒らない、愚痴らない
  • 三薬実行:褒めよう、笑おう、感謝しよう
  • 不満は相手に直接話す
  • 避難体質の人に近寄らない

これらを意識して実践することが、応報の法則を味方につける技術です。

5.稼働の法則

とにかく行動するということです。

PDCAサイクルの要はDoの行動。

どんどんチャレンジして、失敗をたくさんしようということ。

 

行動して失敗することに慣れると、学習や行動が加速するそうです。

失敗が怖くなくなりますからね。

次から次へとチャレンジできて行動できるわけです。

 

「面倒くさいなぁ」

「あとでやろう」

「失敗したくないなぁ」

などの発言は要注意です。

僕は面倒くさがりですけどw

気をつけようと思いました。

 

とにかく数打てば当たる精神でチャレンジし続けることが幸福への近道。

具体的なフレームワークはというと

『SMART』という具体的な目標を掲げること。

  1. シンプル
  2. なるべく数字にする
  3. 少し頑張れば到達できる目標
  4. 成果が測れる
  5. 期限を区切る

という5つのステップで目標設定します。

 

さらに具体的には

  • メール受信ボックスを空にする
  • 運動やスポーツにチャレンジする
  • 仲間のいるコミュニティなどに属する

などは効果的だそうですね。

 

行動する環境を作って仕組み化するということです。

どんどん稼働していきたいと思います。

6.内発の法則

他人と比較しないということです。

「〇〇さんはいいなぁ」

「私には〇〇がないから」

「スタート時点で差がついてるから」

といったような発言は要注意です。

他人の幸福をモノサシにしている可能性があります。

 

他人がどうこうではなく、自分の強みを探すのが1番です。

不得意なところで勝負しても疲れるだけですからね。

得意な分野を見つけて、そこに注力していきます。

 

不幸になる生き方の本には「3割の投資をしよう」とすすめられています。

10割のうち3割を強みに時間などを投資して、強みを伸ばすと「これだけは人に負けない」という自信に繋がるとのこと。

自信がつくと自己肯定感も生まれるので、幸福に前進しますよね。

 

具体的な実践はというと

  • レコーディングハッピネスをする(記録を見える化)
  • 一人で楽しめることを見つける
  • ミッション・ステートメントを作る(自分の人生を賭けて達成したい理想)
  • 自分の弔辞を書いてみる

などなど。

7.利他の法則

周囲への貢献ですね。

「こんなにやってあげたんだから」

「あなたのためを思って」

「こんなに頑張ったのに」

などの発言は要注意。

これは利他ではなく自己中心的な考え方です。

見返りを求めてるわけですね。

 

無理をするから見返りを求めたくなるようです。

なので無理のない貢献が必要とのこと。

 

『GIVEの5乗』と言われていますが、小さいことでもいいので貢献すること。

お年寄りに席を譲るとか、道に迷っていたら案内してあげるとか。

一日一善ってやつですかね。

こうすることで、いつの日か自分に幸福が返ってくるということです。

期待はしちゃいますが、期待しすぎないように貢献したいものですね。

 

具体的な行動としては

  • 互いに褒め合う
  • PTAや地域の活動に参加する
  • 寄付をする

などをすると利他の法則を味方にできる模様。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

ざっとではありましたが、僕が特に気になった点をレビューしてみました。

不幸になる生き方を反面教師にして、幸福になる生き方の法則がわかりやすく行動しやすいと思いました。

 

要点は「自責の人になることが、幸福への近道」ということです。

自分責任論とも言いますかね。

選択肢の中から決めたのは結局自分です。

いろんな環境から影響を受けますが、最終決断は自分です。

そこに責任を持って、自分でコントロールしていく技を身に着けていく必要がありますね。

 

目先の快楽ではなく、中長期の幸福を見据えて行動していこうと励まされました。

不幸になる生き方の本の中にも「10 10 10」という考え方が記されていました。

10分後、10ヶ月後、10年後にどうなっているのかを考える。

もちろん比喩ですが、中長期で物事を考えるということ。

双曲割引という考え方が重要ということを教わりました。

 

もちろん今も楽しみながら、将来の幸福も考えたいと思います。

具体的でおもしろかった本でした。

もし興味があれば読んでみてください。

著者の勝間和代さんも、おもしろい人生を歩んでいるので共感できる部分もあると思います。

僕は好きです。

 

ということで、「不幸になる生き方」のレビューでした。

長々と読んでくださってありがとうございました。

あっきー(akky)でした。

ではでは~。

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